2010/10/27

素材で勝負! The Verbs



(ライブレポ 2010.10.26 SHIBUYA-AX)

奥田民生が正メンバーとして加入したThe Verbsの二度目の来日公演です。
3月にSteve Gaddを見たので、今年は「世界のW-Steve」を見たことになります。

前のブログが消えちゃったので再録?しますが、ドラムのSteve Jordanは、「8ビートを演奏するために生まれた人」というより、「8ビートはこの人のために生まれた」と言ってもいいくらいで、今回のライブでもその神様ビートは健在でした。

2度目のツアーということもあり、適度にダラけた(民生のギターはちょっと各曲の出だしが雑でしたが)大人のロックを、バンドも観客も堪能していた感じです。「技より腕」で、「曲より音」で、料理で言うなら「素材で勝負!」なライブでした。

説得力あるハイハットで引き締めながら、胴の音、生音の響きを重視したドラミングと民生の酒くさーいギターリフ、ennuiなミーガンの歌、それらすべてを一本に結びつけ、低空飛行のグルーヴにまとめ上げるピノのベース・・・8ビート大好きな僕にとっては至福の時でした。

派手な曲はなかったので燃焼しきらなかった部分もありますが、くすぶった木杭を胸にしまって日常に復帰するのもまた、乙なものです。

そうそう、ミーガンが民生を「Mr. Rock'n Roll !」と紹介していました。だよね!



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